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アトピーで使うステロイドの副作用って怖い?目が見えなくなるって本当?

 
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結婚して7年。長女と長男を授かり4人家族。福岡私立福岡女学院大学人間関係学部子ども発達学科を卒業。現在、発達障害や知的障害を抱えるお子さんの療育に現役保育士として携わっている。応用行動療法、TEEACH、PECS、感覚統合など様々な観点から、科学的根拠に基づき子どもを観て、子どもが自分で育とうとする力を育てる保育を目指している。

ステロイドの副作用で目が見えなくなる。

ステロイドの副作用でアトピーが悪化する。

そんな話を聞いたことがありませんか?

病院でステロイドを処方されても、ストロイドの副作用に恐れて塗らないと言う方が多いです。

 

よく考えてみてください。ステロイド以外の薬でも副作用は必ずあります。

ですが一部の医師のステロイドに対する試験を、一部の報道機関が大きく報道してしまったことで、「ステロイド毒薬説」は世間に浸透してしまいました。

 

ステロイドで顔がつぶれた、と著書を出した方もいます。

しかしそれはステロイドの副作用が原因ではなく、ステロイドをやめた結果アトピーが酷くなっただけなのです。

 

ステロイドはアトピー治療に適した治療薬です。

今回は薬剤師に5年間勤務していたハルがアトピー治療におけるステロイドについて詳しく解説します。

 

これを読めばアトピー治療にステロイドが必要だということはわかります

アトピーと診断された方、ステロイドを処方されたが使用に不安がある方は、ぜひ読んでみてください。

 

アトピーでどうしてステロイドを使うの?

そもそもどうしてアトピーでステロイドを使うのでしょうか?

それはステロイドの作用に理由があります。

 

ステロイドは、毎日体の中でつくられているホルモンです。

赤ちゃんも、おじいちゃんも、若い人も、全員が体の中で作り出しています。

全員が作っているということは、そもそも体にとって必要ということです。

 

ステロイドには様々な作用があります。

  • 血圧を調整する
  • 免疫を調整する
  • 抗炎症作用

この抗炎症作用がアトピー治療にステロイドが使われる理由なのです。

 

抗炎症作用とは、炎症を抑えてくれる働きのことです。

アトピーになると、炎症が起き痒みが出てそこを掻いてしまうことでまた炎症が広がります。

この炎症を抑えるために、炎症の度合いに応じて、ステロイドを使い分け治療していくのがアトピー治療の基本です。

ステロイドの副作用の噂の原因と真実

ステロイド外用薬を使うと、目が見えなくなるという噂やムキムキのマッチョになるという噂があります。

どちらも誤解です。

ストロイドの副作用

ですが、ステロイドに副作用がないわけではありません。

ステロイドではなくても、薬の添加物が肌に合わない場合もあります。

使っていて赤くかぶれたり、症状がひどくなった場合には病院を受診してください

 

外用薬として使っている量で、すぐさま死に直結するような可能性はありません。

自己判断で副作用だと判断せずきちんと相談するようにしてください。

 

ステロイド(外用薬)による副作用には、以下のようなものがあります。

にきびができやすくなる

ステロイドを使用すると皮脂を分泌しやすくなります。

そのためにきびができやすくなることがあります。

アトピー、にきびの予防のためにも、清潔を心掛けてください。

同じ部位に塗り続けると、血管が目立ってしまうことがある

ステロイドは、皮膚を薄くしてしまうことがあるため起きる副作用です。

徐々に進行するため、なんとなく色が白くなった、血管が浮き出てきたと感じたら医師に相談してください。

このケアのためには、保湿が重要です。

アトピー対策の大前提も保湿なので、しっかり保湿を行ってください。

皮膚に線のような模様(皮膚線条)ができる

薄くなった皮膚を放置して、そのままステロイドを塗り続けた結果起きてしまう副作用です。

ここまで進行してしまうと、元に戻ることができませんが、きちんと毎回受診して医師に診てもらっていれば心配のない副作用です。

 

以上です。

あれ?って思いませんか?

3つだけ?そうなんです。

しかも上の2つは、きちんとケアをすることで元に戻る副作用です。

他にも副作用の報告はあるものの、ごく稀な副作用であり通常使用している分には問題ないと考えられています。

注意すべきなのはこの副作用くらいで、それですら適正な量、使い方をしていれば予防できる、元に戻ることのできる副作用なのです。

 

市販の保湿剤で悩んでいる方はコチラの記事からどうぞ

 

アトピー白内障はステロイド薬が原因ではない

目が見えなくなるという噂は、アトピーの悲しい結末からきていると思われます

 

アトピー性白内障という病気があります。

これはアトピーが原因で白内障になってしまう病気です。

はっきりとした原因はわかっていませんが、アトピーの痒みで目をこすり、傷ができたことが原因ではないかと考えられています。

つまりアトピー白内障は、ステロイドを使用したことが原因ではなく、アトピーの痒みが原因だということです。

ステロイドの副作用だと思って使用を辞めた結果、アトピーが悪化して目を掻いてしまい白内障になってしまう、という悲しいサイクルが生まれてしまう場合もあるのです。

 

ステロイド白内障という病気もありますが、アトピー治療で外用薬として適切に使う分には心配ないと言われています。

長い間ステロイドを飲み薬として服用している人は、見えづらさを感じたら眼科を受診してください。

 

筋肉がムキムキになるステロイドとアトピー治療のステロイドは違う種類の薬

アトピー治療に使用するステロイドで筋肉がムキムキになるという噂も誤解です。

ステロイドと一口に言っても、いろいろな種類があります。

筋肉をムキムキにするためのステロイドは、アナボリックステロイドと呼ばれるものです。

このステロイドは筋肉を増強させるために開発されたステロイドです。

アトピー治療で使うステロイドを使っても、ムキムキは期待できませんしそうなる心配もないのです。

 

脱ステロイドの時代から、卒ステロイドの時代へ

脱ステロイド、脱ステ

そんな言葉が溢れています。

それを根本から否定はしません。

治療をしているご本人、ご家族が悩んで悩んで悩みぬいた結果だと思うからです。

 

ですが、ここで言いたいのは、ステロイドを卒業するのを目標にステロイドを使いましょう、ということなんです。

つまりステロイドを使わずにアトピーを治すのではなく、ステロイドでアトピーを改善しつつステロイドを使わなくていいようになりましょう、ということです。

 

一見矛盾しているかもしれません。

アトピー治療の最終的な目標は保湿剤だけでケアできるようになることです。

 

アトピー治療において、ステロイドが処方された場合、塗ると良くなったと感じる方がほとんどです。

そして、そこで治療を辞めてしまう人もまた多くいます。

しかし、良くなったように見えただけで、まだまだくすぶっているのがアトピーの厄介なところです。

ですから自己判断でやめるのではなく、医師の指示に従い治療を進めることがステロイド卒業のために必要なステップなのです。

 

薬をやめてアトピーが再発し、それを副作用だとしてしまう噂もあります。

しかしそれは、ステロイドのせいではなくステロイドをやめたことが原因なのです。

 

ステロイドの正しい治療ステップは、少し効き目の強いステロイド外用薬を徐々に弱いものに変えていくこと、1日2回塗っていたステロイド外用薬を1日1回に減らすことです。

そうしてゆっくりゆっくりと、ステロイドを卒業する

脱ステロイドから卒ステロイドの時代になってきています。

まとめ

ステロイドを使うことで、目が見えなくなる、ムキムキになるといった噂は誤解です。

ですがステロイドには、にきびができる、皮膚が薄くなるといった副作用があります。

いずれにしても大事なのは、普段と違う、と感じたときに自己判断で薬をやめず、医師や薬剤師、看護師に相談することです。

 

ステロイドを使う不安や心配があるかもしれません。

ですが、アトピー治療は脱ステロイドから卒ステロイドの時代に来ています。

ステロイドを使わないのではなく、ストロイドを少しずつ減らしていき、ステロイドなしでもアトピーが出ない肌を目指していきましょう。

 

まだまだ長いと感じるかもしれませんが、少しずつステロイドを卒業して、脱アトピーしましょう!!

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結婚して7年。長女と長男を授かり4人家族。福岡私立福岡女学院大学人間関係学部子ども発達学科を卒業。現在、発達障害や知的障害を抱えるお子さんの療育に現役保育士として携わっている。応用行動療法、TEEACH、PECS、感覚統合など様々な観点から、科学的根拠に基づき子どもを観て、子どもが自分で育とうとする力を育てる保育を目指している。

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