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夫婦喧嘩が多くて疲れてしまった【原因,解決策,子どもへの影響は?】

 
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結婚して7年。長女と長男を授かり4人家族。福岡私立福岡女学院大学人間関係学部子ども発達学科を卒業。現在、発達障害や知的障害を抱えるお子さんの療育に現役保育士として携わっている。応用行動療法、TEEACH、PECS、感覚統合など様々な観点から、科学的根拠に基づき子どもを観て、子どもが自分で育とうとする力を育てる保育を目指している。

最近夫の顔を見るだけでイライラする。

妻がずっと不機嫌だから家に帰りたくない。

ちょっとした不平不満がきっかけで大喧嘩になってしまう。

子どもの前で夫婦喧嘩をするのはよくないっていうけど子どもに悪影響なのかな。

離婚が頭をよぎるけど、離婚という解決策以外に良い解決方法はないのか。

 

今回は結婚歴8年の私が夫婦関係を改善するために本を読み漁って得た知識をもとに書いていきます。

 

この記事を読んでわかること
  • どうして夫婦喧嘩をしてしまうのか,夫婦喧嘩の原因
  • 夫婦喧嘩は子どもにどのような影響を及ぼすか
  • 夫婦喧嘩をしないためにはどうしたらいいか

夫婦喧嘩で悩んでいる人、年を重ねてもずっと仲良しでいたい人はぜひ読んでみてください。

 

なぜ夫婦喧嘩をしてしまうのか?

なんで夫婦喧嘩になるのか考えたことはありますか?

ケンカの原因の多くはあなたの価値観と、相手の言動に関係があります。

ではなぜ相手の言動が原因で喧嘩になってしまうのでしょうか。

夫婦喧嘩の原因はマイルールを破られ怒りを感じているから

夫婦喧嘩の原因でよく聞くのが、「価値観のずれ」です。

価値観とはあなたのなかのルールです。夫婦喧嘩はこのマイルールを相手か破ったことで感じた怒りやイライラを、怒りを乗せて相手に伝えた結果起こるものです。

 

以下の例は私が夫婦喧嘩をしたときに、私のルールとはなんだろう?と考えただした結果です。

私のルール
  • 夫は私が頼んだことをすぐにするべき
  • 自分ができないことを子どもに押し付けるべきではない
  • 子どもに感情的に叱ってはいけない
  • 要らない物は捨てるべき
  • タバコはやめるべき
  • 二日酔いは病気じゃないから家事・育児はするべき

なぜマイルールを敗れたことに怒りを感じるのか。それは怒りの性質に理由があります。

怒りは生存本能の一つです。怒りを感じるときはあなたの身に危険が迫っているから感じるのです。

つまり、あなたのマイルールはあなたが生きていくうえで必要な価値観であり、その価値観を破られてしまったから身の危険を感じて怒りとなるのです。

 

また感情は相手に移ります。

あなたが怒りながら自分の気持ちをぶつけると、相手も怒りを感じていしまうのです。

 

このツイートも、「記念日のケーキは丸いものであるべき」というマイルールですよね。

第三者からすればどっちでもいいじゃん、と思えることも本人にとっては大事なルールなのです。

夫婦喧嘩の原因は自分の要求を通し、相手を自分の思い通りにコントロールしようとしているから

夫婦喧嘩2つ目の理由は、自分の思い通りに相手をコントロールしようとしているからです。

 

実は私もこの前の週末に夫とケンカをしてしまいました。

私は週末からからお腹の調子が悪く体調を崩してしまいました。なので夫に家事や育児をいつもより協力してほしかったのです。

まず私は、「ちょっとゆっくり休みたいから、娘と息子を見ていてね」と伝えました。

しかし夫は自分の部屋のベットでゴロゴロし携帯を触っていました。

私は洗面台で用事をしながら、鏡越しにリビングにいる10か月の息子の様子を見ていました。

すると、細い棒を持って口にくわえ始めたのです。

息子のことを任せた当の夫は、携帯に夢中になっていてそれに気づきません。

その姿を見ていたら、夫に10か月の子どもを任せるのは危険すぎると判断し、息子も一緒に寝室へ連れて行きました。

少し休んでからリビングに戻ると、頼んでいた洗濯物も皿洗いもされていません。

皿洗いは良いとしても、実は洗っていた洗濯物は猫におしっこで汚されてしまっていたのです。すべての服を洗っていたので早く干してもらわないと私の着る服がありません。

その状況を夫もわかっているはずなのに、自分の携帯を見たい気持ちを優先して洗濯物を干してくれないことに腹がたちました。

 

そこから夫のちょっとした言動にイライラしはじめ、ちょっとしたことでいちいち嫌味を言ってしまったのです。

そしてその日の晩。私は自分の仕事をしていました。

夫にお風呂やご飯の準備をしてほしかったのですが、夫は自分の分のお酒とおつまみしか用意せず、それで私は怒りが爆発し夫と言い合いになってしまいました。

夫に「でていけ!」と言われてしまった(夫は言っていないと言っているが)ので、私は車に乗り込み30分ほど車を走らせ、頭を冷やしてから家に戻りました。

 

このエピソードの中には私のこんな思いがありました。

 

  • 具合が悪いから家事や育児を夫に任せたい
  • でも全部は難しいから体調が悪いけど息子の世話はしてあげた
  • なのに頼んだことを全くしていない

 

そしてこのルールを夫に押しとおそうとして怒りを利用し訴えた結果、大喧嘩になってしまったのです。

このエピソードをみると、一見夫のほうがワガママなように感じるかもしれません。

このとき夫も体調を崩していたのです。また夫の名誉のために言いますが、普段は言われたことはできる人です。

つまり私は相手の気持ちも聞かずに、自分の気持ちだけを押し通そうとしていたことがわかります。

夫婦喧嘩の原因は忙しすぎるから

夫婦喧嘩の3つ目の原因は、どちらかが、もしくはお互いが忙しすぎて心に余裕がなくなっているからです。

 

私は正直、夫と妻の2人だけで仕事や家事や育児をして家庭を守ることに限界があると考えています

仕事や家事育児だけでなく、保育園や小学校の行事や保護者会、地域の活動などやらなないといけないことがたくさんあります。

元気な時はパワフルにこなすことができても、疲労がたまり体調が崩れるとこれらのタスクをこなすことが難しくなります。

それでも、「あれもこれもやらなきゃ!」とやるべきことに意識が向き、出来ない自分や夫、言うことを聞かない子どもたちにイライラしてしまうのです。

 

Twitterでも忙しいことが原因で喧嘩が勃発した、お母さんが忙しくピリピリしていてケンカをしてしまったというつぶやきがみられました。

私たちの夫婦喧嘩もお互いに仕事や家事育児が忙しく、疲労がたまっているときにケンカをしてしまいます。

忙しいと自分が疲れていることにも気づかないかもしれません。

でもイライラが増えている場合、それは疲れているサインでもあるので自分への癒しが必要です。

夫婦喧嘩は子どもに悪影響なのか

怒鳴りあい、相手を罵り合いうような喧嘩は子どもに悪影響です。

 

なぜなら、子どもは大人のコミュニケーションを取る姿から、お友達や先生など社会でのコミュニケーションを学ぶからです。

小さければ言葉なんて理解できないだろう、と思うかもしれません。

確かに言葉の意味は理解できません。でも親を観察する力は大人の想像以上に優れています。

使っている言葉や言い方、目つきや態度などをよく観察しています。

 

私には5歳の娘と10か月の息子がいます。

娘は私の代わりに弟の世話をしてくれるのですが、弟が悪いことをしているときの注意の仕方や目つき、素振りが、私の注意の仕方や目つき、素振りとそっくりなのです。

また、私が娘に注意したときの反論の仕方はパパと同じことを言ってるな、と思うことがあります。

 

こういう姿を見るたびに、私たち夫婦の言葉の使い方や態度を気を付けないといけないな、と思い知らされます。

私は、子どもがお友達とケンカしたとき、相手の悪いところを責め、汚い言葉で罵り合うような喧嘩をしてほしくありません。

私が子どもに求めるケンカはこうです。

 

  • なぜケンカになったのか
  • 自分のどんな言動が相手に不快を与えたのか
  • 自分は相手に何を伝えたかったのか
  • どうしたらケンカにならないのか

 

もし子どもにこのようになって欲しいと思うのであれば、私たち夫婦もこのような形でぶつからなければいけません。

そうすることで子どもはお友達とケンカをした時にどうしたらいいかを学ぶことができるのです。

夫婦喧嘩をしないためにはどうしたらいいか

私は夫婦喧嘩はしてもいいと思います。

なぜなら夫婦生活は他人だった2人が協力をして築きあげるものだからです。

私たち夫婦は、それぞれに両親がいて、兄弟がいて、違う学校に通い、違う友人と付き合い、違う仕事をしてきました。

それぞれが選んだ道があなたや相手を創り出しています。

だからあなたの相手があなたと違う考えなのは当然なのです。

そしてこの違いを共有し受け入れることで2人にしかない夫婦の形ができ上ります。

だから夫婦喧嘩は必要なのです。

ただし、相手の人格を踏みにじるような、罵り合うケンカはダメです。

感情論で話すのではなく、理路整然と話し合えればそれは理想的な夫婦喧嘩だと思います。

つまり夫婦喧嘩ではなく話し合いが必要なのです。

ではどうしたら冷静に話し合いができるかをご紹介します。

アンガーマネジメントに挑戦する

夫婦喧嘩をしないためには怒りをコントロールする必要があります。

ケンカの原因は様々でしょうが、それに対して【怒り】を感じているのはあなた自身です。

怒りは自然に湧き上がってくるものではなく、自分の経験から【怒る】という選択をしているのです。

 

つまり怒りをコントロールすることができれば、見にくい争いをしなくなるのです。

 

具体的な以下の通りです。

①深呼吸や数字をカウントして視点を【怒り】から反らす

②怒ったことを紙に描きだす

  • 日時
  • 出来事
  • 思ったこと
  • 感情
  • 感情の強さ
  • 行動
  • 結果

気を付けることは「なぜ起こったのか?」「どうしておこったのか」原因を追究しないことです。

 

事実をありのまま書くことが大切です。

 

【怒り】をコントロールすることができれば、夫婦の関係だけでなく、子どもをしつけるとき、仕事での上司や部下との付き合い方も変えることができます。

『アンガーマネジメント入門』の著者である安藤俊介さんはこのように述べています。

「アンガーマネジメントで怒りをコントロールできるようになってからは、様々な人間関係が良好になり人との関りが楽しいと感じられるようになった」

 

つまり怒りをコントロールできれば夫婦の関係性も変えることができるということです。

アンガーマネジメント入門が気になる方はコチラこら購入できます。

 

夫婦喧嘩をしないためにお互いの距離を置く

お互いがイライラとストレスを感じている場合、物理的、精神的に距離を置くことが大切です。

 

さっきご紹介した私たちの夫婦喧嘩で、私は怒りのあまり家を出て車に乗り込み30ほど運転しました。

これがすごい冷静にさせてくれました。

(Tsukasaもなんか疲れてる様子だったな。私も疲れがたまってたんだな)

(子ども置いてきちゃったな。1人でご飯やふろするの大変だから戻らないとな)

それまで怒りで相手の嫌なところしか考えられなかったのに、夫と距離を置いたことでものすごく冷静になれたのです。

夫も私がいない間で落ち着いたのか、私が帰ってからはすこしギクシャクしたものの、少しずつケンカの前の状態に戻ることができました。

 

夫婦喧嘩をする時は相手との心の距離が近くなりすぎて、視野が狭くなりすぎています。

だからこそ一度心の距離を離して、すこし遠い位置から自分たちのことを冷静に考えてみましょう。

自分の思いを伝える方法を変える

喧嘩をする時、「あなたが何もしてくれないから大変なのよ!!」とか「お前が何も言わないからわからないんじゃないか」と相手を責めてしまいます。

でも自分を責められてうれしい人はいませんよね。

自分の気持ちを伝えることは大切です。だからこそ言い方を「あなたが~」ではなく「私は~」と主語を自分にして伝えましょう。

私も今、夫への伝え方を研究中です。

毎回うまくいくわけではありませんが、私はこう考えてるよ、と伝えられたときはケンカになることはありません

もちろん言い方も感情的でなく、落ち着いた口調で言うことが大切です。

仲がいいときを振り返る

いくら喧嘩が多いと言っても仲がいいときもありますよね?

夫婦の間が平穏な時とは、お互いに心地よい距離感で、相手を非難していないと思います。

その状況が少しでもあるならば、あなたが相手と仲良くすることは可能です。

また仲がいいとこを振り返ることで相手への感謝の気持ちが芽生えることがあります。

「子どもと遊んでくれて助かるな」

「家のことをしてくれて助かるな」

そんな感謝の気持ちを見逃さず大切にしてください。

まとめ

夫婦喧嘩の原因は以下の通りです。

 

  • あなたのマイルールに縛られているから
  • 相手を自分の思い通りにコントロールしようとするから
  • あなたも相手も忙しすぎて疲労がたまっているから

 

お子さんがいる場合は親同士のコミュニケーションを取る姿は、子どもたちが社会でコミュニケーションをとるときのお手本です。

ですからケンカの仕方は考えなければいけません。

夫婦喧嘩にならないようにするため以下の方法です。

 

  • アンガーマネジメントに挑戦する
  • 相手との距離を離す
  • 自分の気持ちの伝え方を「あなたは~」から「私は~」に変える
  • 仲がいいときを振り返り、感謝の気持ちを大切にする

 

この記事を読んだあなたは、夫婦の関係を良いものにしたいと考えていますよね。

そんな風に考えられるあなたなら、夫婦喧嘩にならない方法で関係を良好にさせることができるはずです。

ケンカが減れば毎日穏やかに過ごせます。あなたの家庭がハッピーなものでありますように。

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結婚して7年。長女と長男を授かり4人家族。福岡私立福岡女学院大学人間関係学部子ども発達学科を卒業。現在、発達障害や知的障害を抱えるお子さんの療育に現役保育士として携わっている。応用行動療法、TEEACH、PECS、感覚統合など様々な観点から、科学的根拠に基づき子どもを観て、子どもが自分で育とうとする力を育てる保育を目指している。

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