なぜ男の子の子育ては大変だと感じるのか?理由は脳の性質にあった

男の子を妊娠して、「男の子は大変よー」と言われた経験はないですか?
私の2人目の子どもは男の子でした。
母から、「男は体が弱いからちょっと大変かもね」と心配されました。
某サイトでも、
「妊娠中男の子と判明し知人に伝えたら同情の目で見られた」
「男の子を出産し育てている近所の女性がやつれたような姿になっていた」
と書いてありました。
世の中の認識では、男の子の子育ては大変、というイメージがあるようです。
ではなぜ男の子の子育ては大変そうだと感じるのでしょうか?
今回は男の子の子育てが大変な理由を脳の性質という観点からお伝えします。
男の子が育てにくさは脳の性質にあり
よく「男性脳」「女性脳」という言葉を聞くと思います。
実は男性と女性では脳の性質が違うことが分かっています。
その性質の違いは妊娠したときから変化が現れます。
男の子の脳の性質
ここでクイズです!
男性の性染色体は何型でしょうか?
答えはXY型です。
理科で習いましたが覚えていますか?
XY型のYが男性を作る役目を果たしています。
なのでお腹の中の赤ちゃんの染色体がXYだった場合、Yの機能が働き男性ホルモンのシャワーを浴びることになります。
男性ホルモンは脳や身体の成長を抑える働きがあります。
男の子が女の子よりも小さく生まれてくることが多いのはそのためです。
また左脳の成長も妨げてしまいます。
つまり右脳のほうが大きく育ちます。なので男性の脳は左脳より右脳のほうが大きくなり、アンバランスな形で生まれてきます。
女性の脳の性質
では次の問題です
女性の性染色体は何でしょうか?
答えはXX型です。
女性の性染色体にYはないので、妊娠中に男性ホルモンを浴びることはありません。
なので脳の成長も体の成長も止まることはありません。
そのため男の子よりも体が大きく生まれてくることが多いです。
また脳の成長に左右差がないので両方ともバランスよく生まれてきます。
つまり妊娠中の男の子と女の子の脳の成長に違いがあることがわかります。
右脳と左脳の役割
右脳が発達している人は絵をかくことが得意。
左脳が発達している人は論理的思考が得意。
とよく言います。
そのとおり右脳と左脳ではそれぞれ違う働きをしています。
また右脳と左脳をバランス良く働かすために必要なのが脳梁です。
脳梁は脳の中心にあり、右脳と左脳の連携を図る重要な役割を担っています。
右脳の働き
右脳は感情やイメージ力、記憶力を司っています。
- 視覚で得た情報を写真のように記憶する
- 視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚を司る
- 感情をコントロールする
- 音や色の違いに気づく
- 感動する
右脳の働きは3歳ごろまで活発に働きます。
そして大人になるにつれ左脳優位と変化していきます。
左脳の働き
左脳は言語能力や計算力、論理的思考を司っています。
- 得た情報を知識として整理する
- 話す・書く・読む能力を司る
- 数的な処理を行う
- 物事を筋道立てて考えることができる
右脳も左脳も記憶することができますが、左脳のほうが右脳に比べて記憶力が劣ります。
脳梁とは
脳梁とは脳の一つで、右脳と左脳を連携させる役割があります。
脳梁があることで右脳と左脳がバランスよく働きます。
しかしこの脳梁も男の子と女の子で育ちに差があります。
男の子は脳梁が細く、女の子は脳梁が太くできています。
この大きさの差も男女の育ちの差に影響を与えます。
男の子は特殊能力を発揮。女の子はバランスのいい脳
先ほどもお伝えしたとおり、男の子は左脳より右脳が大きい状態で生まれてくる特徴があります。
女の子は左右差がありません。
また脳梁も男女差があり、男の子は細く、女の子は太くできています。
このように脳に違いがあるということは、育ち方に違いがあるのも当然と言えるかもしれません。
男の子の育ちの特徴
男の子の育ちにはどんな特徴があるでしょうか。
- 刺激的なものが好きであまり怖がらない。
- 高いところに登ることが好き
- 電車や車など動くものが好き
- 標的認識や空間記憶(地図を見る能力や道順を覚える能力)が得意
- 数字(数学)が得意
- 感情が激しく気持ちの切り替えに時間がかかる
私の9か月の息子は高いところが好きです。
ベットの端ギリギリのところから下を覗きこみます。
見ている私はめちゃくちゃヒヤヒヤします。
しかしよく観察してみると、9か月の息子は落ちないようにきちんと調整しているんです。
落ちないところはどこなのか、どこまで行けば落ちるのかを感覚で理解しているようなのです。
この姿は娘にはない光景でしたが、距離感を図れる右脳が発達しているからこその光景だったんですね。
また私の夫は初めて行く場所でも地図をパッと見ただけで迷うことなく目的地に着くことができます。
あなたの旦那さんもそうではないですか?
地図を見る力も右脳の働きが大きく関係しています。
男の子は脳梁が小さくできているとお伝えしました。
男の子の成績でありがちなのが、国語はものすごく苦手なのに算数はとても得意というパターン。
このように能力が偏るのはこの脳梁が細いことも原因の一つです。
つまり男の子のほうが特殊能力を発揮しやすいといえるのです。
女の子の育ちの特徴
では女の子の育ちはどうでしょう。
女の子は男の子と違い脳梁が太くできています。
そのため右脳と左脳のバランスが良く、能力もバランスよく発揮されます。
- 物よりも人に興味を持つ
- 人のまねが上手
- 手先を使った細かい作業が得意
- 相手の表情を感じ共感することができる
- 言葉を覚えることが早くおしゃべり
私の娘はテレビを見ていて、出てくる人が怖い顔をしたり怒られそうなシーンがあるとテレビを消したがります。
私が少しでも元気のない姿を見せると、「飴を食べたら元気になるよ」と言ってキャンディーを持ってきてくれます。
人の様子を見て怖がったり慰めてあげられるのは、左脳で相手の表情を感じているからですね。
また言葉の成長がやっぱり早く、周りの人から「おしゃべりが上手ね」とよく褒められます。
これも左脳の働きによるものです。
なぜ男の子のほうが育てにくいといわれるのか
これは私の考えですが、
「男の子が育てにくい」と言っているのは大概が女性ではないでしょうか?
つまり女性脳であるお母さんたちには、男脳である男の子のことがわかりにくいのではないかと思うのです。
最近ヒットした「夫のトリセツ」という本の中にも、夫を理解できなにのは脳に原因があると述べています。
ママは女の子として生きてきているので、娘の気持ちはある程度理解できます。
おままごとの楽しさや、テレビを見て怖いと思う気持ちなど、理解を示してあげられることが多いです。
でも新幹線や車が好きな気持ちは私にはわかりません。
私は地図を見て目的地に着くことが苦手です。
夫がどういう思考回路で地図を見て迷わず目的地にたどり着けるかわかりません。
このように娘の気持ちは理解できるのに夫の気持ちが理解できないのは、私の脳と娘の脳は女脳で、夫の脳は男脳だからと言われれば納得してしまいます。
そして男の子が育てにくいことも、男の子の脳が男脳であることが原因と言えるでしょう。
男の子を育てている私が伝えたいこと
私は男の子を生んでよかったと思います。
確かに元気すぎて歩き出したらどうなるんだろうという不安はあります。
だけど、女の子にはない未知な部分がたまらなくかわいいんです。
正直2人目を妊娠したとわかったとき、「女の子がいいな」と思っていました。
なぜなら女の子のほうが育てやすいと思っていたからです。
でも実際に育ててみてその気持ちは変わりました。
私は3人目も考えていますが、3人目は男の子でも女の子でもどっちでもいいと思っています。
つまり、自分の子どもは男の子だろうが女の子だろうが、かわいいという気持ちや愛おしいと思う気持ちに差はないということです。
男の子を妊娠してもし不安を感じているあなたに伝えたい。
男の子もかわいいよーーーと(笑)
まとめ
今回はなぜ男の子が育てにくいといわれるのかを、脳の性質の観点からご紹介しました。
- 男の子はお腹の中にいるときの男性ホルモンを浴びせられるため、脳の成長が抑えられ右脳だけが大きく育つことがわかりました。
- 右脳は記憶や感覚を司っています。そのため地図を見るのが得意だったり、動くものに興味を持ちやすい傾向にあります。
- ママたちが男の子を育てにくいというのは、ママは女脳で男の子は男脳であり、脳の性質が違うから男の子ことを理解しにくいのだと思います。
- ですが男の子でも女の子でもかわいいという気持ち、愛おしいという気持ちに差はありません
私も男の子を妊娠したとき、男の子のほうが活発で目が離せないから大変になるんじゃないかな、というマイナスのイメージを持っていました。
そして実際に産んでみると、たしかに高いところに平気で登ったり、のぞき込んだり、ティッシュを出しまくったり、せっかく並べた本を投げ散らかしたりと、娘にはない動きをするので戦々恐々としていることは事実です。
でも、男の子はかわいい。
なんでかわいいのかと聞かれると言葉にするのは難しいのですが、自分に無いものを持っているからかもしれません。
とにかくかわいいんです。
だから、男の子を妊娠して不安に感じているあなたに伝えたい。
男の子でもだいじょうぶだよーーーー!!って(笑)
大変なことはもちろんありますが、どうか周りの意見にとらわれず、男の子の子育てを楽しんでもらえたらと思います。