好きな感覚で深くリラックスする方法
心や体が疲れた時、
ストレスを感じた時、
どんな方法で解消していますか?
私は仕事と子育てを両立する中でいつも疲労やストレスを感じていて、
そうなると旦那や子どもに八つ当たりしたり、酷いときには壁に頭を打ち付けて自傷行為をしたりしていました。
しかも、それを見ていて子どもが、私の真似をしてイライラしたときに頭を壁に打ち付けるようになってしまいました。
子育てに関するネット記事とか本を読んでると、お母さんの心の変化は子どもに影響を与えるって書いてあるし・・・
どうにかしなきゃ、と思っていろんな本を読んでいるときに出会ったのが、
「繊細さん」の本 っていう本でした。
この記事ではネット記事などにあるストレス解消法を試してみたけど、なかなか心が安定しない方に、
感覚という観点からストレスを解消する方法をご紹介します。
人よりも感覚をたくさん受け取っているかもしれない
世の中にはいろんな刺激を強く受け取ってしまう人がいます。
刺激というのは、光や音、触った感じや味や匂いなど五感で感じるものもそうですし、
人からの言葉や態度、空気感のこともさします。
その刺激を、普通に何のストレスもなく受け取れる人もいますが、
私はどうやら、いろんな刺激を強く受け取っていたようなんです。
自分の感覚のことを知りたいと思いネットで検索していると、JSI-Rという刺激の受け取り方を調べるテストをやってみました。
本来の対象年齢は4歳から6歳ですが、試しにやってみたら当てはまる項目が結構あるので参考になると思います。
方法は簡単で質問に対してチェックをつけていくだけです。
そして実際に試してみた結果、自分は聴覚と味覚と嗅覚にかなりの敏感さがあることがわかりました。
嗅覚と味覚に関しては、小さいころから、母親に敏感だって言われてたこともあって自覚がありました。
だけど聴覚に関しては全く自覚がありませんでした。
でも質問項目の中に、
- 乗り物に酔いやすい
- 遊園地の乗り物が苦手
- 冷蔵庫や換気扇、掃除機の音で気が散る
- にぎやかな場所で人の声が聴きとりづらい
etc.
当てはまる項目がありすぎて、ありすぎて。
今は年齢のせいか落ち着いてきましたが、
小・中学生のころは、夜に冷蔵庫とか電子音の音が気になって眠れないことを悩んでいました。
人の多いところに出かけるとイライラして疲れやすいのは今でもあります。
音に関してはみんなそんなもんだと思っていたし、
人込みで疲れてしまうのは、自分がわがままなんだと思っていました。
あと、若いころプリクラを撮るときに、友達から肩を組まれたり手をつながれることに嫌悪感を感じていました。
その時は自分が汗をかいていてそれを人に触られると汚いから、と思っていました。
しかしそうではなく、人の発する体温や湿気が嫌だったのです。
最近もとても疲れている時期がありました。
その時は仕事中、隣の席で仕事をしている人の体温を敏感に感じました。
普段なら気にならない距離感なのにです。
家の中の冷蔵庫や換気扇の音も気になったし、コンセントから出るジーっという音にも気づいてしまうほど疲労感がさらに自分の感覚を敏感にさせていたのです。
でも感覚について知るまでは自分の辛坊がたりない、わがままな性格なんだと思っていました。
しかしそうではなくて刺激を強く受け取っていて、脳の中でうまく処理できていないからこそ起きていたんです。
つまりどんなに努力をしても変えられるものではないということです。
だから、我慢すると余計にストレスとして感じてしまいます。
そういう環境にずっと身を置いていれば、慣れてくることもあるでしょうが、
知らずのうちに疲労が蓄積していることもあるのです。
もし、これを読んでいる人も思い当たる節があったら、一回JSI-RやHSPチェックでテストしてみてください。
自分の感覚について知ることでストレスを回避することができ、心地よい環境づくりができるようになります。
実際に試してみたストレスフルな環境づくり
自分が刺激に敏感だって気づいてからはストレスをためない生活にシフトチェンジすることができます。
シフトチェンジは自分の生活がかわるので、はじめは勇気がいるかもしれません。
もしかしたら家族や周囲の人に罪悪感を持つかもしれません。。
だけど一回自分にとって居心地のいい環境に身を置くと、いかに自分がストレスの高い環境下に身を置いていたか実感させられます。
これからご紹介するのは、実際に私がやってみたことです。
同じように感覚に敏感といっても、何に敏感でどんな環境があなたにとって居心地がいいかはそれぞれ違います。
なので以下のことは参考にしてもらい、自分にあった生活のしかたを探してみてください。
一人になる
一番最初にしたのが一人になることでした。
私は二人の子ども育てているので、毎日子どもから離れることはできません。
でもさ子どもの声は聴覚過敏の私にとっては痛いと感じるほどの刺激です。
でも「静かにしなさいっ!」って言ったって静かにするわけありません。
そこで聴覚が敏感な私に、今一番必要なことは、子どもがいない場所に身を置くことだとひらめきました。
それで休日の日の午前中のうちに家事を片付けてしまい、お昼を食べた後に旦那に子どもを任せて、車で20分くらいのところにある公園に行きました。
そこは木々が多くて車通りも少ないので、自分には絶対良い環境だろうなと直感しました。
読みたい本と、コンビニのコーヒーと、大好きなチョコレートを片手に3時間くらい公園の駐車場に車を止めて過ごしました。
すると、ずーーっっと感じてた肩のこわばりがスッと和らいだのです。
聴覚過敏の私にとって色んな音が耳にはいる状態は、体にも緊張感をあたえていたんです。
そんなことあるわけないじゃんと思った人も一度試しにやってみてください。
公園でなくても、カフェや図書館など静かなところで一人過ごすことが深いリラクゼーションをあたえてくれますよ。
お部屋の電気を暗くする
刺激に敏感な人の中には、電気光さえもストレスに感じている場合があります。
春の日差しよりも夏の日差しを浴びると痛いと感じる人は多いと思いますが、そんな感覚を部屋の中の電気で感じている人もいます。
わたしも感覚の過敏さに気づくまでは、旦那が明るいほうが好きなこともありいろんな部屋の電気がつきっぱなしということもざらでした。
でも、ある日職場の人から、
「自分は電気をつけずに過ごすことが多いよ。それがすごく楽なんだよ」と聞き自分も試しにやってみました。
するとすごく安心している自分に気づいたのです。たったそれだけのことなのに穏やかな自分がいる。
それに気づいてからは必要がないときは、夕方、日が落ちるギリギリくらいまでは電気をつけずに過ごすことも多くなりました。
職場の人は、PC作業をするとき、PC画面の明るさもつらく感じてしまうそうで、部屋の明かりはもちろんPC画面の明るさも暗くするそうです。
それで自分も真似してやってみましたが、それはなんだか落ち着かずむしろイライラしてしまいました。
同じ刺激に敏感な人でも、感じ方はやっぱり違う。
逆に刺激に鈍感な人は、明るくしないと落ち着かないかもしれません。
なのでいろんな明るさに調整してみて、自分が一番落ち着くところを探してみてくださいね。
イヤーマフをつける
イヤーマフとは大きな音から耳を守るためのヘッドホンのような形をした道具で、騒音から耳を守るために使われます。
防音器具であるイヤーマフは、NRRやSNRといった規格でその防音性能が記載されています。例えば、NRR30dbと表記されている場合は騒音を30dbほどカットするという意味です。注意点として、イヤーマフで完全な防音をすることはできません。イメージとしては、耳に入って来る騒音の音量を下げるような感じです。また、一般的にイヤーマフは高音域に比べて、低音域の防音がやや苦手な傾向があります。
余談ですが、シャーマンキングという漫画の主人公の浅倉葉が大きなイヤフォンつけてますよね。
設定ではイヤフォンってなっていますが、あれは絶対イヤーマフを参考にしているような気がするんですよね。
まぁ、それは置いといて。
聴覚過と自覚してから、嫌な音を防いでくれるイヤーマフを試しに勝手つけてみました。
イヤーマフをつけてみると確かに普段感じている音の量が格段に減ります。
普段どれだけ音を聞いているかのか痛感させられます。
ただ私が感じた欠点は、防音効果を高めるためか耳へのフィット感が結構強いです。
長時間つけてると私は痛くなるから、集中したいときだけ使うよういしいます。
見た目が気になるなら、ノイズキャンセルできるイヤフォンがAmazonや楽天でも売っているので、そっちを使ってみるのもおすすめです。
お風呂でリラックス
私は自分が感覚に敏感だと気付く前からお風呂の時間が大好きでした。
でもお風呂に子どもと一緒に入ると、子どもの声が反響して部屋の中よりもさらに音がきつく感じてしまいます。
だから子どもたちとお風呂に入ることがしんどく感じることもありました。
なので休日はこの時も旦那さんに子どもを任せて、一人でお風呂に入る時間をもらうようにしました。
最近では照明は付けずに無香のキャンドルを灯しててゆっくり入ることで、深いリラクゼーションを得られるようになりました。
アロマキャンドルにしなかったのは、嗅覚も敏感な私にとって長時間においを感じ続けてると鼻が痛くなると思ったからです。
レモンの香りやバニラの香りは嫌いではないんですが、せまい空間と湿気がにおいを強く感じさせるだろうと考え、無臭のキャンドルを選びました。
またそれに加えて泡ぶろにすることもかなりおすすめです。
なぜなら泡が普段反響する音を吸収し、防音効果を発揮するからです。
雪がたくさん積もったときのような静けさを感じることができますよ。
キャンドルを灯したお風呂タイムは私だけでなく子どもたちも静かにさせてくれました。
部屋を暗くし火を灯した空間は、心を鎮静化させる効果があるのかもしれません。
まとめ
色んな生活様式を自分に合ったものに変更してみると、いままでたくさんの刺激を受け取りすぎていたことにきづきました。
これを読んでいる人の中には、もしかしたら旦那さんに任せて一人になることに罪悪感を感じる人もいるかもしれません。
もし旦那さんが読んでいたら、「なんで嫁を一人にさせないといけないんだよ」ってイラっとするかもしれません。
だけど、家庭を幸せにしたいなら、自分の感覚や相手の感覚を知って、自分や相手が好きな環境に身を置く時間を作ることが必要だと思います。
もしかしたら、刺激に敏感と聞くと、特別感を感じている人もいるかもしれません。
でも、そうではなくて、一人一人感覚や刺激の受け取り方は違うということです。
好きなものや得意なこと、趣味にしてることだってみんな違いますよね。
それと一緒なんです。
今回は感覚に敏感な人にフォーカスを当てましたが、
逆に感覚が鈍感で普段から刺激を求めている人もいます。
だからこそお互いの感覚を知ることで、お互いにとってベストな過ごし方を考えることができるようになるでしょう。
また感覚の受け取り方に関しては、子どもにも顕著に表れます。
子どもがなかなか落ち着かないなと感じたら、感覚の受取方はどうかという視点を持つと子育てもいい方向に向かいます。
生きていくうえで離すことのできない感覚。
感覚について知ることで穏やかな生活が得られます。
ぜひ一度自分の感覚について考えてみてください。